2012年03月23日

フェダークライド 2枚の浴衣から

着物をリメイクしたドレスのシリーズとして2009年に制作したフェダークライドコレクション。音楽家の方から演奏用の衣装としてお問い合わせを頂くなど、たくさんの嬉しい反響がありました。今日はその中でも、フェダークライドをご覧頂いて、実際に着なくなった浴衣をお持ちいただき、昨年から今年にかけてオーダーメイドでお洋服を制作させていただいたときの作品群をご紹介したいと思います。

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お預かりしたのは藍色に鮮やかな花火が散る一枚と、オレンジ色に薄紫のひまわりの柄が粋な一枚。丁寧に解いて、洗って、アイロンをかけて、制作スタートです。

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最初にお作りしたのは男性の半袖シャツと男の子の甚平。ご注文頂いたのが、ちょうどお客様にかわいい男の子が誕生したばかりの頃だったので、パパと息子さんとでおそろいを楽しめるように…とのご希望でした。

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次にオレンジの浴衣でママとお嬢さんとのコーディネートを。女の子のサマードレスは元の浴衣のイメージを生かしたすとんとしたシルエットですが、控えめに入れた胸元のギャザーでスカートがふんわりと広がり、動きやすく仕上がっています。
ミニバッグは、ショルダーバッグとしても、ストラップを外してトートバッグとしても2WAYで使えます。小さな子どもがいると、大きなママバッグはもちろんですが、すぐに取り出したい手回り品や貴重品を入れてさっと持ち歩けるミニバッグは必需品です。ひまわりの色に合わせたブルーのリネンで涼しげなアクセントをつけました。

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1枚に約12メートルもの反物が使われている浴衣ですから、生地はまだまだたくさん残っています。
今度は2枚の浴衣の生地を組み合わせ、さらにリネンやコットンのプリント地ともパッチワークして、夏の野原の草花をイメージしたサマードレスに仕上げました。花束のハンドバッグとコーディネートすれば、ちょっとおすまししたお出かけにも似合います。

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ママにはお尻がかくれる丈のゆったりしたチュニックを。襟開きはドローストリングになっていて、お好みの襟ぐりに調節して着ていただけます。カラフルな色使いですから、そのまま1枚で存在感のある着こなしになることはもちろん、パッチワークの中のどれか1色と合わせて、例えばインディゴブルーのストールや、オレンジのカーディガン、ダークグリーンのジャケットなどとコーディネートしていただくことで、落ち着いた雰囲気に着回すこともできます。

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反物に戻った着物を少しずつ形にしているうち、生まれたばかりの男の子もあっという間にハイハイするように。つかまり立ちから歩き始めるのもきっとあっという間のことでしょう。花火柄のハギレでスタイも作りました。



反物になるべくハサミを入れることなく仕立てられた着物という衣服は、着るものとしての役割を終えても、また長方形の布に解かれ、その生地の美しさや肌触りのよさを生かしながら新たな役割を与えられて、様々な形でしなやかに生き続けることができます。ご家族から譲り受けたり、特別な日のために仕立てたりすることも多いのが着物ですから、着物に込められた思いを一つでも多くすくいとって、新しい命を吹き込むのがフェダークライドコレクションの理念です。纏屋では着物の魅力を最大限に生かしながら、ハギレひとつとってもなるべく無駄にすることのないよう、元々の着物の美しさを新しい形に変えてお伝えしていきたいと思っています。

着なくなったお着物をお持ちの方はどうぞお気軽にご相談ください。着物のコンディションやご予算に合わせて、きめ細やかな心のこもったリメイクをお約束します。

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